ちょっとセンチメンタルだが・・・

 ちょっとセンチメンタルだが、青木雄二氏を本当に好きになったのは次の言葉ー

 僕は声が大きいし、本当のことをずけずけと言う性分だから、周囲の者、ことに女性には怪訝な顔で見られることの方が多かったと思う。こんな僕のことを「あんたは『七人の侍』の菊千代みたいやなあ』と妻が言ってくれた時は、うれしかった。二十歳も年上のこんなしょうもない男を、本質で見て、理解してくれたことを感謝している。
 実を言うと僕は、自分で自分を精一杯無理にでもほめることで、鼓舞することでやっと生きてこれたような男やったんや。(190ページ)

僕が最後に言い残したかったこと

僕が最後に言い残したかったこと