戦争と差別

「12.4 黒い彗星★国際連帯声明」と私

ご存じの方もいるとは思うが、昨年12月4日、渋谷の排外組織の民族差別デモに非暴力で単身抗議し、集団リンチを受け、不当にも警察に逮捕(のち釈放、加害者は放免)された「黒い彗星」こと崔檀悦(チェ・ダンヨル)氏の支援組織「黒い彗星★救援会」が声明を…

分からないことは分からないと言えー極東ブログ「尖閣沖衝突事件の中国人船長を釈放」

今回の尖閣の問題はおびただしい報道はあるが、ナショナリズムがからむ領土問題なのだから、懐疑的に接しなければならないと思っていた。嘘と扇動まみれになるのは目に見えているからだ。にもかかわらず多くがマスメディアの報道を鵜呑みにしているようだ。 …

すべて嘘っぱち2−時には朝日も良いことを書く

私の前記文章は極論なのだろうか。あれが極論なら何が正論なのか? 大新聞もごくたまにだが、まともな報道をする。 「・・・祖国復帰協議会で事務局長を務めた仲宗根根悟さん(82)は言う。復帰運動の原点は、憲法9条のある日本へのあこがれだった。だが、復帰…

すべて嘘っぱち−普天間基地問題めぐる言説の数々

鳩山首相が辞任した。 マスメディアは、特にその辞任の引き金となった社民党の連立離脱の原因たる「普天間基地移転問題」をめぐる鳩山氏の対応に対し、批判、怒り、嘲弄、罵倒を投げかける。だとすると、さぞかしその内容も百花斉放かと思うが、論旨は意外な…

本山美彦と「1997年—世界を変えた金融危機」の竹森俊平

本山美彦の一連の書物は、ガンジーの言う「弱者の立場に立つ」あるいは「強者がつくる歴史に耐えて現場の歴史を書く」という立場から、正確かどうか不明なウェブからも広く引用がなされている。そこに描き出されるのは戦争や金融の世界における米国のまがま…