戦争・差別・貧困

安倍政権の「ヘソ」は極右・稲田行革相ではないか−あるいは放置される人々

政権発足直後から「金融緩和」「インフレターゲット」「財政出動」を公言したせいで、ご祝儀相場と思われる以上に、「円安」「株高」が進み、安倍内閣への景気回復の期待はさらに高まりつつある。たとえばこのブログ、 幸いにしてアベノミクスを好感し、市場…

もはや「つぶやき」ではなく—在日の人々の嘆きが聞こえる

私が本格的にツイッターを始めたのは昨年12月始めのこと。どなたかが国際問題評論家の孫崎享氏のツイートを紹介、それがめっぽう面白く、ぜひリアルタイムで読みたいと思ったのがきっかけだ。 ちょうど、韓国軍の至近距離の軍事訓練に対して朝鮮が砲撃、民間…

小飼弾氏はなぜ「国辱」という言葉を使ったのか

ツイッターというものを始めたが、ブログとどう連携させるとうまく行くのか分からず、放置していたら、本日の諸活動のもろもろがごちゃ混ぜになってこっちに投稿されてしまった。不要なものを消去し使えるものをつなげて見た。 「国辱」=国家又は国民として…

ネトウヨたちの羽音を聞きながら−はてなブックマークにはまってしまった私

追記:「日刊イオ」(http://blog.goo.ne.jp/gekkan-io/e/d1e9da2e095781f6f0df37600073edfc)の批判はその通りだと思うので、文中の呼称「北朝鮮」を「朝鮮民主主義人民共和国」に変えた。『北朝鮮」が蔑称であることを以前は意識していたのだが、留意しな…

「暴力装置」の語義を云々している場合ではない−自衛隊への右翼浸透の危機について

仙石由人・官房長官が11月18日の衆議院予算委員会で自衛隊を「暴力装置」と表現したとの記事について、「はてな」では例のごとくネトウヨ的なブクマコメントがずらずら並んだ。私はうんざりしつつ、次のようなコメントを付した。 「自衛隊が『暴力装置』であ…

尖閣問題が私のブログにもたらしたもの

今回の尖閣列島の騒動についてネットで情報を収集していてようやく気づいたのだが、これほどまでに右翼的、反中国的な考えが蔓延しているとは想像していなかった。 内容が内容だけにその手の人々がワッと投稿したのだろうか。たぶんそうではないのだろう。実…

「アメリカは正気を取り戻せるか」と「アメリカン・ジハード」が指し示すもの

「アメリカは正気を取り戻せるか」(ロバート・B・ライシュ、東洋経済新報社)の感想から連想したことなどを。 さて、以下、「ラドコン(Radcon)」というのは「ラディカル・コンサバティブ(radical conservatives)」の略称で、よく言われるネオコンとほぼ同…

お坊ちゃまに庶民の願いは察知できない

あるベテラン個人タクシーが「最近はお客さんに声もかけられなくなった。下手をすると絡まれる」「事業者の笑顔がない。昔は個人タクシーでよかったと想えるときがあった」と話していた。 そう、たしかに世は殺伐としている。理由はそう複雑なものではない。…

社会を見る目を根底からくつがえす山本穣司「累犯障害者」

山本穣司の「累犯障害者」を読むと、重度ではない障害者が福祉の範ちゅうに入ることができず、どこからもサポートされることなく犯罪を犯し、障害者年金を組織的に巻き上げられ、聾唖者がより弱い聾唖者から搾取し、出所しても、犯罪を犯したせいで親族縁者…

山地悠紀夫「私は生まれてくるべきではなかった」

「死刑でいいです」池谷孝司著・共同通信社 「累犯障害者」の読後もそうだが、刑務所の入る人達の中に障害者が少なからずいるのだということを意識しなかったのは迂闊だった。 死刑を宣告され、本人が早期を希望したからか分からないが09年7月に処刑され…